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2024年12月
米田牧場で11月中は昼夜放牧を行い、12月からは日中放牧に切り替えた。12月中旬現在、朝6時から放牧して、午後3時に収牧する日中放牧が行われている。米田専務は「中間、風邪をひいてしまった影響で、このひと月の体重の増え方が他馬と比べると5キロ程少ないですが、それでも馬体は、月齢を考えると、現時点で平均くらいの大きさですし、全体に骨量が豊富で、馬がしっかりしています。そして性格のキツさは母譲りですし、これぞ、この牝系の特徴でもあります。先月末には塚崎将寿調教師が来場されました。実馬をご覧になって、とても喜んでおられました」とのことだ。12月上旬の馬体重は280キロ。
血統アップデート2024-12-20
半姉スペシャルグルーヴの仔ミッキーファイト(牡3歳 父ドレフォン)が12月19日に名古屋競馬場で行われた名古屋大賞典(JpnIII)を制して重賞2勝目をあげました。
2024年11月
11月中旬現在、米田牧場で昼夜放牧されている。米田専務は「9月22日に離乳し、スムーズでしたが、それでも一旦は出来が落ち、ツアーの時は何とか間に合ったという感じでした。ただ、そこからグッと馬が成長して良くなりました。血統馬らしいトップラインでボリュームにも恵まれ、骨太の骨格やクビの発達具合も目立ちます」とのこと。母系を見れば、姉の仔ミッキーファイトは今夏のレパードSを勝ち、ジュンライトボルトは22年チャンピオンズC優勝馬。父の産駒はダートに良績が集中しており、9月にはテンカジョウが交流重賞のマリーンCを勝った。馬体と血統の両面からダートで楽しみだ。11月3日の馬体重は270キロ。
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文字通り“黄金の馬”だ。米田牧場の緑鮮やかな放牧地で、陽ざしを浴びて美しく輝く4白流星の派手な栗毛馬が躍動している。スピード感と力強さを兼ね備え、まったくブレがないフットワーク。そうした天賦の才と纏う雰囲気は、紛れもなく優れた血統馬だけに許されたものだ。
「産まれた直後から、とても雰囲気のある仔馬だなと、そう思いました」と話すのは米田牧場専務の米田剛文さん。それもそのはず。母ソニックグルーヴはアドマイヤグルーヴの半妹にしてルーラーシップ、フォゲッタブルの半姉。最も新しいチャンピオンサイアーのドゥラメンテを輩出した曾祖母ダイナカール、そして祖母エアグルーヴから広がるファミリーは日本の宝だ。
「縁あって母のソニックグルーヴを牧場に導入することが出来ました。迎え入れる以前の5年間で1頭しか仔を産んでいないこともあって、馬体は年齢よりも全然若々しいです。これだけの血統馬は、手に入れようと思っても、おいそれと手に入るものではないので、このチャンスは絶対モノにしたいと思いました。今年、無事に仔を、それも牝馬を産んでくれて本当に嬉しいです」と、米田さんが少年のように目を輝かせながら教えてくれた。
父として選んだのは、ドバイワールドC2連覇のサンダースノー。初年度産駒となる現3歳世代にはデビューから4戦3勝のテンカジョウ、3戦目の未勝利脱出から3連勝でオープンへ駆け上がったジーサイクロンなどがおり、自身は仏国の芝マイルGIⅠも勝っているが、本領はやはり世界最高峰レースで示したダートだろう。実際、今年8月末現在、JRAで産駒が記録した26勝中25勝がダート戦でのもの。本領発揮はこれからだ。
募集本馬ヒーロー11は、骨太で狂いがない骨格、そして筋肉量に恵まれた馬体が美しい1頭。物怖じしない性格からも他馬が蹴り上げるキックバックをまったく意に介さず馬群を突き抜けるシーンが目に浮かぶ。