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笹島智則牧場代表の笹島智則さんが、放牧地を見ながら「とにかく動きたくて仕方がないといった具合に、放牧地ではゴムまりのように、いつも動き回っていますよ」と笑う。そこには、まるで弾けんばかりに動きまわるジール4の姿があった。
母アンノウンウォーターズはラーイ産駒の北米産馬で、これまでにGⅡ京都新聞杯を勝ったメイショウクオリアをはじめ、現役準オープン馬のメイショウコルノ、締め切りの関係でブラックタイプには反映されていないが、6月22日のJRA交流競走を5馬身差で圧勝し、移籍後無傷の12連勝を継続中のアーミーバローズなどを送り出している。その母に「父の初年度産駒のバランスの良さを見てピピッときて、配合を決めた」と、ドリームジャーニーを配して誕生したのがジール4だ。
笹島さんの意図した通り、当歳時よりバランスの良さが際立っていたジール4だが、ひと冬を越してもその長所は損なわれることなく、前後駆を中心に良質な筋肉がその身を覆ったことで、はち切れんばかりのボリューム感が加わった。放牧地では1完歩目からグッと沈み込むと、勝気な気性と相まってエネルギーに満ち溢れた活発な走りを見せている。そして、特に目を惹くのは、身体の柔軟性と収縮力との相乗効果で生み出される鋭い瞬発力。それはステイゴールド系最大の長所でもある。
「もともと当歳時から放牧地でも目立つ方でしたが、ひと冬を過ごす中で見せる成長振りに目を見張る思いだったことも少なくありませんでした。身のこなしは俊敏ですし、競走馬として必要な“向かっていく気の強さ”もしっかりと持ち合わせています。あとは、僕らがしっかりと仕上げるだけ。皆さんの期待に応えられるように頑張ります」と笹島さんが、その胸をドンと叩いて活躍を誓った。