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2004年春の牝馬クラシック戦線を賑わせたクリスタルヴィオレの仔が登場だ。
クリスタルヴィオレはスキップアウェイ産駒の持ち込み馬で、2歳7月の新潟でデビュー(2着)すると、2戦目を快勝。明け3歳初戦の呉竹賞で2勝目を挙げて、返す刀でオープン特別の菜の花賞も勝ち、続くクイーンカップ(GIII)では、3番手から抜け出した前走から一転、4角11番手から末脚を伸ばして、後のオークス馬ダイワエルシエーロから0.2秒差の2着に追い込んだ。
一方、父のキングヘイローは、カワカミプリンセス、ローレルゲレイロ、メーデイアと3頭のGI級勝馬を始め、多くの活躍馬を輩出。種牡馬としてはベテランだが、昨年、北九州記念を制したダイアナヘイローが、さらに先日の阪急杯を勝って管理する福島師の引退の花道を飾るなど、活力は健在だ。
募集本馬ジール18は、僚馬ジール17と共に北海道のチェスナットファームで昨年9月末から育成を開始し、年明け早々に茨城県のスピリットファームへ移動した。2月末現在、ダート馬場と坂路を併用して鍛えられ、早期デビューの目標に揺るぎはない。
いかにもキングヘイロー産駒らしく、上背があまりない、トモの雄大さがひと際目立つ身体つきは、近親のフレイムヘイロー(父キングヘイロー)の2歳時を彷彿とさせる。「張りのある馬体で幅があり、活気ある動きでスピードタイプ。2歳6月の東京や福島から行けそうですね」と管理トレーナーの竹内正洋調教師も腕を撫す。
「母もそうでしたが、2歳夏からそれなりに動ける血統ですし、2歳戦開幕を見据えて育成しています。ただ、そこがピークの“早稲タイプ”ではなく、身が入ってくるのは2歳秋以降でしょう。成長力もあると思います」と荻伏服部牧場代表の服部英利さん。風待月に吹く新風。数カ月後に迫った2歳戦開幕に照準を合わせて生産馬を送り出した。
【2018年3月1日現在/体高155cm 胸囲186cm 管囲19.5cm 馬体重448kg】