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母がオープン勝馬で、しかもオルフェーヴル産駒の牡馬という注目馬が登場だ。
母は、オープン特別のジャニュアリーS勝ちを含むJRA6勝を挙げたキョウエイカルラ。先行策からの抜け出しを得意とし、ジャニュアリーSでも2番手追走から抜け出すと、フェブラリーS4着の実績馬ケイアイテンジン以下の追撃を抑えてオープン勝ちを飾った。その母の初仔が募集本馬ビクター20だが、5月31日という遅生まれを考慮して、その成長振りをここまでじっくりと見極めてから募集となった次第だ。
ビクター20は、昨年暮れ以降、BTC近郊のシュウジデイファームに在厩してトレーニングを積んできた。5月下旬現在、成長を阻害しないように気をつけながらも徐々にピッチを上げて、通常メニューの他、週1〜2回の割合でBTCの600mダートコース3周と、坂路で併せ馬にて3Fからハロン14〜15秒の負荷を掛けている。5月末現在の馬体重は430キロと、今後の伸びしろを大きく残している状況だが、その立ち姿をひと目見ただけで、バランスの良さが際立っているのが伝わる“グッドルッキングホース”である。クビから背腰に流れるシルエットは、上質なSS系らしいフォルムの中に、トレーニングを積んでいる馬に相応しい強さを帯びている。
調教中に見せるその動きは瞬発力を随所に感じさせ、ステイゴールド〜オルフェーヴルの特徴が良く出ている。BTCの坂路では、左右の馬がフラつくのを尻目に、ブレることなく真っすぐ駆け上がり、育成を担当するシュウジデイファームでも評価はすこぶる高い。
入厩は秋以降となる見込みだが、トレーニングを重ねながら体力を養う過程で、馬体も一段レベルアップを果たしていくだろう。タクトを振るうのはトップトレーナー・矢作芳人調教師。無限の可能性を秘めて、北の大地で“その時”を待っている。