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RECENTLY NEWS -近況情報-
2023年5月
5月中旬現在、村田牧場高江第一分場で昼夜放牧中。村田康彰専務は「体高155cmと1歳馬としてはかなり大きく、身体つきは父のミスターメロディーが出てますね。引き続き順調のひと言です。この中間には寺島調教師が来場されて、馬体の出来に満足されていました。育成は小国ステーブルを予定しています」とのこと。なお、5月21日の新潟メイン、芝直千のOP特別、韋駄天Sを半兄メディーヴァルが格上挑戦で制し、新境地を開いた。現3歳の半兄バグラダスも芝とダートの両方で勝利しており、本馬にも芝とダートの“二刀流”の活躍を期待したい。4月末日時点の体高155cm、胸囲174m、管囲20.0cm、馬体重は398キロ。
血統アップデート2023-05-21
フェイマス7の半兄メディーヴァル(牡5歳 父アジアエクスプレス)が5月21日新潟11R、4歳以上オープン・韋駄天ステークス・芝1000mを優勝しました。
2023年4月
4月中旬現在、村田牧場高江第一分場で昼夜放牧中。村田康彰専務は「最近はだんだんと胸に深さが出て、体つきも、幼さと言うか子供っぽい丸みが消えてきて、この後、少しずつ雰囲気が出始めるかなという感じを持っています。精神面も、普段放牧に出す時に『早く出してよ』という雰囲気になる位はありますが、特に変わりはなく、普段の扱いで難しいことはひとつもないです。飼葉食いもすこぶる良く、後ろから見ても幅がしっかりありますし、体高も、ウチの1歳馬の中で同じサイズが2~3頭いますが、牡牝問わず1番大きい部類です」とのことだ。3月末時点の体高154cm、胸囲171cm、管囲19.3cm、馬体重は387キロ。
2023年3月
3月中旬現在、村田牧場高江第一分場で昼夜放牧されている。村田康彰専務は「寒さの厳しかった2月後半でも飼葉は与えた分をしっかりと食べてくれて、身体が成長しながら、しっかり身も入ってきましたね。成長の過程で、ちょうど今は馬体に伸びが出てきている時期のようですが、同時に身が張って身体に厚みもしっかり出てきているので、素軽そうには見せても、細身に見せることがないのは好感が持てます。これまでの母の仔の中でも、1歳3月期でこれだけの馬格というのは初めてです。このままの成長を続けてほしいですね」とのことだ。2月末時点の体高153cm、胸囲171cm、管囲19.3cm、馬体重は383キロ。
2023年2月
2月中旬現在、村田牧場高江第一分場で昼夜放牧されている。村田康彰専務は「横から見たら比較的素軽そうに見せますが、これを後ろから見ると厚みはしっかり増してきました。現段階で、当牧場の牝馬の中では一番大きいですが、まだ腰が高いように、当然もっと大きくなります。脚長に見せるところなどミスターメロディぽいですし、お母さんのメジェルダが小さかったことを考えると、本馬は明らかに父の影響が強く出ていると思います。飼葉もウチの中では一番多いグループの量を与えてますが、しっかり食べてくれていますよ」とのことだ。1月末時点の体高151cm、胸囲169cm、管囲19.1cm、馬体重は375キロ。
2023年1月
1月中旬現在、村田牧場高江第一分場で昼夜放牧中。前月辺りは脚長の体型に映ったが、中間、幅が加わり、ドッシリとして重心が低くなった印象。村田康彰専務は「最近ある程度雪が積もりましたが、今年は1月に入っても放牧地に雪がなく、地面が硬くて蹄を痛めたり、欠けたりする馬が多かったです。ただ本馬は治療が必要になる事はなかったです。1歳1月で体高151cmは十分な大きさですし、測尺の推移からも順調さが確認できます。爛爛と輝く瞳で、活気があり、放牧地に1番に放さないと煩くなるように、この牝系らしい気の強さです」とのことだ。1月11日時点の体高151cm、胸囲169cm、管囲19.0cm、馬体重は365キロ。
2022年12月
12月中旬現在、村田牧場高江第一分場で昼夜放牧中。村田康彰専務は「ミスターメロディの初年度産駒は、幅があって比較的脚長で、上背のある仔が多く出ていると他の牧場さんからも聞きます。本馬もその傾向が窺える体型で、マイル位はこなせそうな感じですが、この母系らしくスイッチが入ると気の強さを前面に出しますね。現在は冬期の昼夜放牧に向けて飼葉量を多くして、意識的にボディコンディションを上げている最中ですが、飼葉は残さずしっかり食べてくれます。当場の当歳牝馬の中でも一番の食いの良さかもしれません」とのことだ。11月末時点の体高149cm、胸囲163cm、管囲18.7cm、馬体重は345キロ。
2022年11月
離乳を終えて村田牧場大富繁殖場から8月に同高江第一分場へ移動した。11月中旬現在、昼夜放牧が行われている。村田康彰専務は「特別何かあったこともなく、順調に成長しながら日々元気に過ごしています。サイズ的にも標準以上の馬格ですし、このひと月でも着実に成長しています。今年も通季の昼夜放牧で管理する予定で、今はまだ青草もあって雪の降るような状況ではないので、朝7時迄に集牧し、お昼前に放牧する形で昼夜放牧を行っています。今後の冬期の昼夜放牧に向けて馬のボディコンディションを上げながら準備していきます」とのことだ。11月16日時点の体高148cm、胸囲159cm、管囲18.9cm、馬体重335キロ。
血統アップデート2022-11-19
フェイマス7の半兄バグラダス(牡2歳 父マジェスティックウォリアー)が11月19日東京4R、2歳1勝クラス・芝1400mを優勝しました。
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村田牧場の勢いが止まらない。2022年もディープボンド、ノースブリッジ、そしてフルデプスリーダーが重賞勝ち。昨年は天皇賞・春と有馬記念を含むGI/JpnI競走で2着4回。今年も生産馬によるGI/JpnI競走2着が2回ある。「勝てないということは何かが足りないということ」と村田牧場専務の村田康彰さんは謙遜するが、ローレルゲレイロ(2009年スプリンターズS)以来のGI勝利は手を伸ばせば届きそうな位置にある。
今回、クラブ当歳馬募集に登場するのは、ディープインパクト直仔の重賞2着馬メジェルダの第4仔フェイマス7。シャープな馬体としなやかな足捌きが特徴的な1頭だ。「馬体は標準的なサイズだと思いますし、精神的にも落ちついています」と村田牧場の村田康彰専務。
母の初仔で現4歳のメディーヴァル(父アジアエクスプレス)は3勝クラスで5着、3着とクラス突破に目途を立てており、第2仔バグラダス(父マジェスティックウォリアー)は、ダート戦で新馬勝ちを飾ると、続く芝の新潟2歳Sで逃げて4着。母の仔は、このファミリー最大の武器である芝ダート兼用のスピードを証明しつつ、繁殖牝馬としてのレベルの高さを示している。曾祖母メジェールからメリュジーヌ、そしてメジェルダと続くこのファミリーラインは四半世紀にわたって村田牧場によって育てられた。そして、ターファイトクラブと抜群の相性の良さを誇る血統でもある。
「スピードが武器のファミリーなので、スプリントタイプの馬を配合しました」と村田さんが選んだのは高松宮記念優勝の新種牡馬ミスターメロディ。米国で不敗の三冠馬ジャスティファイを送り出した名種牡馬スキャットダディの直仔であり、初年度から174頭の牝馬を集めた人気種牡馬だ。
「恐らく活躍の場は短い距離になると思いますが、さらにファミリーの枝葉を広げるためにも十分な成績を残して帰ってきてほしいです」と村田さんが期待の程を力強く語ってくれた。