2023-03-21
引き続き、ヤマダステーブルで週1回は坂路を2本のうち1本を18-15-15で上がりながら順調に乗り込まれ、鈴木伸尋調教師の指示で今後は本州の育成場で進めることになり、16日に北海道を出発して、17日に茨城県のKSファーム内ブルーステーブルへ到着しました。21日現在、屋外ダート馬場にてダクと軽めのキャンターを1600m乗られています。ヤマダステーブルのスタッフは「例年、鈴木伸尋厩舎の2歳馬はある程度の頭数をお預かりしていますが、大体毎年この位の時期に早めに使えそうな馬は本州へ移動させています。本馬についても、先々週、鈴木調教師が直接状態を確認されて、その後、本州への移動が決まりました。15日の坂路調教は、移動前日だったので速いところはやりませんでしたが、ここまで順調に乗り込めてきたと思います。最近は動きにキレが出て、パワータイプの短距離向きという感じが強くなってきて、競走馬らしい精悍な顔つきに変わってきたと思います。精神的にとてもしっかりした馬ですし、何より飼葉食いが1度として落ちたことがないので、環境の変化に戸惑わず、あちらでもしっかり調教に入っていけると思います」とのことで、ブルーステーブルの岩淵代表は「輸送熱もなく、到着後も異常ありません。先週末から乗り出しています。本日鈴木調教師が来場され、確認していただきました。軽めから様子を見ながら徐々にペースアップしていきたいと思います」とのことでした。
2023-03-07
ヤマダステーブルで調整されています。7日現在、200mウッドチップ角馬場でダクとハッキング合わせて2000mで身体をほぐし、その後は1000mダート馬場でハロン18~20秒のキャンター3000mを乗られており、週1回は坂路を1本を18-15-15で上がっています。スタッフは「まだ体型は幼いですが、牝馬としては幅のある馬体で、脚元にも気になるところはありません。乗りながら気持ちもだいぶ乗ってきて、調教を積めば積んだ分だけ良くなってきている印象です。先週は鈴木伸尋調教師が来場されて、状態をご確認いただきました。このまま乗り込んでいって、もう少し身体が絞れてシルエットが変わってきたら、さらに良くなりそうです」とのことでした。7日現在の馬体重は476キロ。
2023-02-21
ヤマダステーブルで調整されています。21日現在、200mウッドチップ角馬場でダクとハッキング合わせて2000mで身体をほぐし、その後は1000mダート馬場でハロン18~20秒のキャンター3000mを乗られており、週1回は坂路を1~2本上がっています。15日には1000mダート馬場でダクとハッキング合わせて2000mを乗られた後、屋外坂路を1本目はハロン20~22秒程度、2本目はハロン16~18秒程で乗られました。スタッフは「15日は雪中調教になりましたが、雪で負荷が掛かる中でも坂路の2本目はハロン16~18秒位で、しっかり動けていました。飼葉はびっくりする位よく食べますね。競走馬にとって“食べる事”は大事な才能ですよ」とのことでした。
2023-02-07
ヤマダステーブルで調整されています。2月7日現在、200mウッドチップ角馬場でダクとハッキング合わせて2000mで身体をほぐし、その後は1000mダート馬場でハロン18~20秒のキャンター3000mを乗られており、週1回は坂路をハロン18~20秒ペースで1本上がっています。スタッフは「中間からは坂路調教を開始しました。今は週に1本上げていますが、変わりなく順調ですし、中間、身体が上に伸びて、体重もグッと増えました」とのことでした。1月末時点の馬体重は471キロ。
2023-01-24
ヤマダステーブルで調整されています。24日現在、200mウッドチップ角馬場でダクとハッキング合わせて2000mで身体をほぐし、その後は1000mダート馬場でハロン18~20秒のキャンター3000mを乗られています。スタッフは「相変わらず、幅のある馬体ですが、最近は以前ほどゴロンとした幼い感じはなくなり、少しずつ伸びが出てきたように思います。引き続き、順調ですよ」とのことでした。
2023-01-10
ヤマダステーブルで調整されています。1月10日現在、200mウッドチップ角馬場でダクとハッキング合わせて2000mで身体をほぐし、その後は1000mダート馬場でハロン18~20秒のキャンター3000mを乗られています。スタッフは「今年は積雪は少ないですが、馬場が硬い日は結構あって、それもあってまだペースは18-18迄に留めています。それでも、馬自身には特に気になる点はなく順調ですよ」とのことでした。
2022年12月
ヤマダSで調整中。12月中旬現在、200mウッドチップ角馬場でダクとハッキング合わせて2000mで身体をほぐし、その後は1000mダート馬場でハロン18-~20秒のキャンター3000mを乗られている。スタッフは「1000m馬場が凍結して使えない日を除き、普段はキャンター5000mを乗っています。今はまだトモに力がついていないので突っ張って走る感じがありますが、乗り進めれば自然と変わってくるでしょうし、速いペースの方がいい動きをしそうです。身体は減ることなく、飼葉食いも良いままですし、先日来場された鈴木調教師は、じっくり進めてくださいと仰っていました」とのことだ。12月上旬の馬体重は433キロ。
2022年11月
ヤマダステーブルで調整されている。中間は馴致を終えて騎乗調教へ移行しており、11月中旬現在、ダク2000mと、ハロン20~23秒のキャンター3000~4000mを乗られている。スタッフは「まずは体力面を伸ばすため距離をしっかり乗っており、身体が減ることなく進められているように飼葉食いがしっかりしています。中間には鈴木調教師に状態を確認していただきました。兎に角、気持ちに安定感があって、1歳馬なのに調教中も一切、物見をしません。現在は常にハミをしっかり取るところがあるので、もう少しハミをフワッとしたところで走れるように教えながら進めています」とのことだ。11月上旬の馬体重は433キロ。
2022年10月
引き続き、高村牧場で夜間放牧が行われ、10月3日に新ひだか町のヤマダステーブルへ移動した。到着後、環境に慣れるのを待って馴致を開始している。スタッフは「14日から鞍付けを開始しています。最初に腹帯をつけた時に、多少頭を上げたくらいで、あとは素直でスムーズに進んでいます。体高の低い体型ですが、ボリュームがあって、飼葉もしっかり食べれており、環境の変化を気にしている様子はありません。牝馬ですが、とても落ちつきのある印象を受けます」とのこと。なお、近親スタニングローズが秋華賞を制してオークス2着の雪辱を果たした。”薔薇一族”の面目躍如だ。10月中旬時点の馬体重は429キロ。
2022年9月
9月中旬現在、高村牧場で夜間放牧を行っている。相変わらず馬体は張りがあって毛艶も良く、秋を迎えて馬っぷりが一段上がった。前月と比べると上に伸びて、身体つきをスッキリと見せている。高村代表は「夜間放牧を続けてますが、怪我や病気もなく順調です。最近、脚が少し長くなって、身体全体のバランスが良くなりました。コロンとした身体つきですが、徐々に馬体が大人びてきたように感じます。来月には育成を開始するため静内の山田ステーブルへ移動しますが、少々の事では動じないハートの持ち主ですので、環境の変化に戸惑うような事はないと思います」とのことだ。9月20日時点の馬体重は420キロ。
2022年8月
8月中旬現在、高村牧場で夜間放牧されている。高村代表は「フラットな場所での走り方を学ばせたくて、中間は山坂のある放牧地から平地の放牧地に移し、牝馬6頭で放牧しています。群れでの立ち位置は2番手ですが、ボスが、大きな身体の割に案外気が小さく、仲間に頼られている本馬が群れをよくまとめています。7月末のクラブ展示会の際も堂々と落ち着いており、それはある意味予想通りでしたが、一切の逡巡を見せず馬運車に乗った事には驚かされました。本馬が産まれてすぐ母馬が亡くなったので、母の種付けに同行した経験もなく、馬運車は初めてでしたが、頼もしいのひと言です」とのことだ。7月末の馬体重は423キロ。
2022年7月
7月中旬現在、高村牧場で夜間放牧されている。高村代表は「本当に暑い時間は避けて放牧するようにはしてますが、馬はこの暑さも気にせず元気いっぱいで、溌溂としています。この中間から曳き運動を行うなど、秋に備えて馴致を開始しており、その効果で、少しずつ身体が引き締まってきました。元々、シャープでリズムの良い歩きをする馬ですが、曳き運動をしていると、改めて歩きのいい馬だと感じますね」とのこと。やや背中の短い、まとまりのある身体つきで、このひと月では肩のつくりの力強さが増した印象。傾斜のある放牧地では、ピリッとキレのある動きを見せている。7月中旬現在の馬体重は407キロ。
2022年6月
6月中旬現在、高村牧場で夜間放牧中。高村代表は「オンとオフの切り替えが上手く出来る仔だなと、日頃から見ていて感じます。それと兎に角、ドッリシして物怖じしません」とのこと。例えば、今回の新しい募集パンフレットに掲載する写真と動画撮影の際でも、立ち姿は耳が前に向いたところを撮るので、撮影の際、普通カメラのフレームの外では、人が音を鳴らしたり動いたりして馬の注意を引くようにするが、本馬は音や動きにビクともせず、色々試した末、最終的に少し離れたところでドローンを飛ばし注意を引いた程だ。先々は、多くの観客を前にした競馬場で、この肝の太さが平常心として発揮されるに違いない。
2022年5月
5月中旬現在、高村牧場で夜間放牧されている。クビから肩、胸前、そしてドシっと存在感のある腹袋。前月よりさらに身体は厚みを増し、そしてギュッと詰まった胴とバネのある四肢を使って活気溢れる走りを見せている。高村代表は「また一段と幅が出てきました。日中は、気持ち良さそうに放牧地でよく寝てますが、放牧地に放した時は、まるで弾けるように放牧地の山肌の坂を勢いよく駆け上がって行きます。牝馬にしては落ち着きのある振る舞いが出来る仔で手が掛からず、愛らしい顔で、兎に角”めんこい”です」とのこと。なお、近親スタニングローズがオークスで2着。”薔薇一族”の底力を大一番で示して見せた。
2022年4月
4月中旬現在、高村牧場で放牧されており、3月20日からは夜間放牧を開始している。高村代表は「脚が短めな分、重心の低い体型で体高は高くないですが、食べる事が大好きで、頼もしい身体をしています。今時期は青草がそこまで出てきている訳ではないので気を遣う時期なのですが、夜間放牧開始後も疲れは見られず、馬体を見ても、こたえている様子はありません。相変わらず目がクリっとして可愛いですが、最近は、気持ちがだいぶ大人になって落ち着きがあり、牝馬にしては肝が据わっています。ドッシリした乳母に育てられたので、その影響かもしれないですね」とのことだ。4月中旬現在の馬体重は371キロ。
2022年3月
高村牧場で3月中旬現在も日中放牧が行われている。馬体はさらに厚みを増して充実一途。放牧地では、群れが動き出すと瞬時にトモを蹴り出して反応よく動き出し、そして一気に先頭に踊り出る瞬発力の持ち主だ。高村代表は「この時期は牡馬と牝馬で分けるところが多いと思いますが、牝馬同士だと仲良しになってあまり動かなくなるので、ウチではまだ牡馬と一緒に放牧していて、ギリギリまで一緒に過ごさせます。放牧地では牡馬に混じって3番手の立ち位置の様で、牡馬顔負けの負けん気の強さを見せています。間違いなく牝馬同士になったらボスになると思います」とのことだ。3月11日時点の馬体重は361キロ。
2022年2月
高村牧場で2月中旬現在、日中放牧が行われており、このひと月では一段と幅が出て、特に腹袋がどっしりと存在感が出てきた。高村代表は「とにかく飼葉の食いがすごく良くて、これが彼女の長所だと思います。しっかり食べれるという事は、先々、馬体の維持に気を遣って調教を手加減しなくても大丈夫など、特に牝馬だと大きな要素になると思います。動きも力強さが出て牡馬みたいですし、牝馬らしい身体の柔らかさと、ディープ系の瞬発力のある走りの両方を感じます。それと、歩きの良い馬は良い走りをするので、この仔にも期待しています。今後の成長が楽しみです」とのことだ。2月11日時点の馬体重は347キロ。
2022年1月
高村牧場で1月中旬現在、日中放牧が行われている。1月14日時点の馬体重は324キロと、数字の変動はそれ程なかったが、牝馬らしい丸みのある馬体は、見た目に筋肉量が増えた。四肢がやや短くて重心の低い体型で、曳いて歩く時もクビをリズミカルに動かしてキビキビと歩き、その四肢の運びにはファミリー特有のキレを感じる。高村代表は「放牧地で仲間と遊ぶ際は、まるでゴム毬のように弾みながら駆けまわっています。見ていて躍動感がありますね。牝馬の割に気持ちが据わっていて、他馬が驚くような事が起きても、結構平然としていることが多いです。落ち着きと前向きさが絶妙な感じで同居しています」とのことだ。
2021年12月
高村牧場で放牧されている。この中間も日中放牧で管理されており、12月中旬現在、馬体重は318キロと、前月から約20キロ増えて順調な成長振りを見せている。また、取材時の立ち写真撮影の際も、じっと我慢できるようになり、精神的にも少し大人になった印象だ。高村代表は「この間、馬体は、さらに幅が出てきました。それに連れて全体に力が強くなって、放牧地の動きや普段の歩様などでも、動きの”キレ”が以前よりも増しました。幅のある体型になってきたことも含めて、父ワールドエースと言うよりも、やはり母父のエリシオだったり、母系の影響が強く出てきたように最近の様子からは感じます」とのことだ。
2021年11月
高村牧場で放牧中。7月1日に離乳を終え、気温の下がった10月下旬に昼夜放牧から日中放牧に切り替えた。高村代表は「中間は順調に成長して背が高くなり、フックラ幅が出て、全体に牝馬らしい柔らかなボディラインになりました。そして、滑らかなトップラインと、大きくなったトモが目立つようになりました」とのこと。一方で、動かすとクビを上手に使って推進するリズミカルな歩様と、小気味の良い、キレのある脚捌きが目を惹く。祖母ロゼカラーや母の姉ロ ーズバドら、所謂バラ一族は小柄ながら瞬発力に秀でているのが特徴。本馬も、放牧地では瞬発力ある動きを見せている。11月1日時点の馬体重は300キロ。