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昨春のクラシックシーズンに、ターファイトクラブから登場したスター候補生ファンディーナ。デビュー3戦で示した背筋がゾクゾクするような圧巻のパフォーマンスは、勇躍挑んだ皐月賞、そして秋に駒を進めた秋華賞で発揮されることはなかったが、母ドリームオブジェニーの繁殖としてのポテンシャルの高さは初仔ナムラシングンの走りと合わせて証明された格好だ。
その母の5番仔として、昨年のTFC当歳募集馬として1000口募集で受付を開始して瞬く間に満口御礼となったアプローズ1。
そのアプローズ1は、ひと冬を越して肩や後駆の筋肉に逞しさを増して、牡馬らしい迫力が出てきた。ハーツクライの産駒としては、異質なまでに強靭で豊富な筋肉が備わり、頭部はコンパクトで軽く、可動域の広い肩と、深さと厚みのある胸前が、その前駆に見て取れる。全身を構成するパーツはバランス良くまとまり、各関節のつくりは大きく頑健で、飛節の収縮も文句なし。気性面はとても大人びて賢く、放牧地では仲間とも良好な関係を築く一方で、1頭でいても不安がることのない、稀有なまでに独立心旺盛なタイプ。知性の感じられる澄んだ双眸とその独特の雰囲気は、まさに“オンリーワン”の存在。優れた収縮力を想像させる短めのトップラインと、バネの効いた加速力からは、マイルから2000mのGIを制した同父のジャスタウェイのようなタイプとなりそうだ。
「心肺機能が高いのでしょうね。起伏の激しい第二分場でも疲れ知らずで跳ね回っています。ハーツ産駒らしくない筋肉量の多さが最大のストロングスポイントで、高野調教師も最大限の評価をしてくれています。頼もしい限りです」と目を細める谷川牧場代表の谷川貴英さん。見据える先はさらなる“高み”だ。
【1歳5月末時点測尺 体高155cm/胸囲174cm/管囲20.5cm】