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昨夏から秋にかけての2歳戦を席巻し、競馬シーンに強烈な“新風”を送り込んだヨハネスブルグの産駒が登場だ。
ヨハネスブルグは父ヘネシーの米国産馬で、欧米の2歳GⅠを総なめにして欧州と米国の2歳牡馬王者のタイトルを獲得した名馬。種牡馬入り後は、米国ファーストシーズン、セカンドシーズンと続いて勝ち馬数第1位を記録。2010年には米国リーディングサイアー総合1位に加え、2歳勝ち馬数第1位の2冠に輝いた。日本では2010年から供用を開始。昨年、本邦初年度産駒がデビューを迎えると、JRAでは48頭が出走して19頭が勝ち上り、重賞勝ち2つを含む無傷の3連勝を達成したホウライアキコや、未勝利、OP特別、エーデルワイス賞(交流Jpn-Ⅲ)と3連勝したフクノドリームなど4頭が2勝以上を記録。堂々ファーストシーズンサイアー1位に輝いた他、11月初旬には王者ディープインパクトを押しのけて、一時2歳サイアーランキングのトップにも立った。
また、初年度産駒の躍進によって産駒の市場価格は高騰。2〜3年目の種付け頭数自体がそれぞれ30頭前後と少ないことが、これに拍車をかけた。そんな希少価値の高い1頭がロイヤル25である。
写真をご覧いただくとお分かりの通り、その馬体は決して大柄ではないが、『前向きさ』と競走馬向きの『気の強さ』を兼ね備えたヨハネスブルグ産駒らしい気性の持ち主。現在は北海道のMAXトレーニングファームにて基礎体力の強化を図っている段階だが、機敏な動きからは、随所に運動神経の良さが伝わってくる。同場の中脇栄さんも「いかにもヨハネスブルグ産駒らしい馬で、仕上がりが早そうですね。芝やダートへの適性などはこれからですが、非常に楽しみな“原石”です」と目を細める。
昨年の『日高産のヨハネスブルグ産駒』が巻き起こした風がおさまらない中、北の大地で牙を研ぐ本馬も無限の可能性を秘めている。