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RECENTLY NEWS -近況情報-
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昨年から今年にかけてGⅠ5勝を挙げてダート路線を席巻、今春ドバイWCにも参戦した現役砂王のホッコータルマエを送り出した市川ファームから、今回はイタリア2歳王者の孫が2014年1歳募集馬として提供されることとなった。
「大物という感じではないかもしれませんが、早いうちから競馬が出来そうな感じですし、丈夫で使い減りしなさそうなタイプなので、会員の皆さんにも長く楽しんでもらえると思います」と市川ファーム代表の市川久さん。
募集本馬タレント21は、極上の薄い皮膚とピカピカの毛艶、そして無駄肉の少ない伸びやかな馬体が特徴的な1頭。そのスッキリと見せるフォルムからはやや不釣り合いなほど逞しい上腕と肩の筋肉、そしてヨロの張り具合は牝馬らしからぬ頼もしさを感じさせる。血統的にも早めの使い出しが期待出来そうなタイプであり、軽やかで、ストライドの大きなその走り方を見ると芝のマイルから2000mくらいの距離で力を発揮してくれそうだ。
祖母バラファミーは1998年のイタリア2歳王者に輝いた活躍馬。その母インファミーは米国GⅠロスマンズ国際Sの勝馬であり、それ以外にもブラックタイプには重賞勝馬を表す太字の馬名が複数見てとれる。
父のケイムホームは現役時代にGⅠ3勝を含め米国で12戦9勝の成績を残して種牡馬入りしたミスタープロスペクター系の種馬。2008年からは日本で供用されており、その初年度には175頭もの配合相手を集めた。2011年にはNARファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝いた他、産駒サウンドリアーナがGⅢファンタジーSを快勝。その他、ケイアイライジンがダービーTRのプリンシパルSを勝ち、米国に残してきた産駒からも重賞勝馬が誕生している。
「あとはこのまま順調に育ってくれれば、言うことはないですね。結果は自ずとついてくると思います」と控えめな市川さんの言葉が、逆に、ある種の力強さを伴って耳に飛び込んできた。