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香港ヴァース、そして翌年の宝塚記念を制して国内外のGIタイトルを手にしたサトノクラウンの初年度産駒が登場だ。
サトノクラウンは、英愛GI5勝馬Soviet Songや、香港年度代表馬(98/99年シーズン)でジャパンCでも2着したIndigenousなど多くの活躍馬を送り出したMarjuのラストクロップ。デビュー2戦目の東京スポーツ杯2歳S(1着)で手綱を取ったR・ムーア騎手が『この世代で一番強いのでは』と評したように早くから素質の高さを認められ、香港ヴァースでは当時の欧州最強馬ハイランドリール以下を撃破して世界トップレベルの実力を証明してみせた。なお、この時は逃げ込みを図るハイランドリールをゴール寸前で1/2馬身交わして初戴冠となったが、3着以下はハイランドリールから遅れること6馬身以上。翌年には宝塚記念を制しており、仕上がりが早くてスピードがあり、道悪もこなす万能型で成長力も備えていたサトノクラウンには種牡馬として寄せる期待は大きい。グランデファーム代表の衣斐浩さんも、そのポテンシャルの高さを評価するひとりで、所有する繁殖牝馬の多くをサトノクラウンの許に走らせた。
ドラフト17は、まだ伸びしろを多く感じる馬体ながら、均整の取れた骨格と良く発達した腰周り、膝や飛節の大きく正確なつくりなどに力強さを感じさせる。薄い皮膚の下には鍛え甲斐のありそうな質の良い筋肉が備わっているのが見て取れ、特に動かした際の筋肉の柔らかさは目を惹く。後肢の踏み込みは大きくて飛節も良く伸び、流れるような脚の運びと身のこなし、落ち着きのある気性を考えると父と同じく王道路線を歩ませたい1頭だ。
「正式発表直前に提供馬を入れ替えさせてもらいましたが、やはり“良い馬”を積極的に提供していかないと信頼を得られないと思ってのことです。特にTFCでうちは新参ですからね」と衣斐さん。そう言って自身の眼鏡に叶ったドラフト17を頼もし気に見つめた。
【1歳6月上旬時点測尺】体高153cm/胸囲166cm/管囲21.0cm