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「厳冬期は日中放牧でしたが、3月からは昼夜放牧で鍛えています。放牧地では目一杯動き回って疲れ知らず。ここに来て一気に身幅が出て、身体が出来てきて、体力がついてきたね」と笹地牧場代表の笹地清幸さんが目を細める。例によって笹地牧場では昼夜放牧で生産馬を鍛えて基礎体力を養っていく。
募集本馬の母トゥニーポートは、JRAで5勝を挙げたステイゴールド産駒。2歳7月のデビュー戦で2着すると、10月に初勝利。その後、3歳時に2勝、4歳時には準OP特別を2勝してオープン入りを果たすなど、順調に勝鞍を重ねて活躍。競走馬としての仕上がりの早さと、古馬になってからも力を落とさない“成長力”を備えていた。アプローズ8はその第2仔である。
気温の上昇と共に冬毛が抜けて、いかにも新陳代謝が良さそうな薄い皮膚と、牝馬らしい柔らかなボディラインの馬体が現れた。母に似て上背はそれ程ないが、全身どこをとっても圧倒的な厚みがあるボリューム抜群の馬体へと成長。特に逞しさの際立つ上腕部と容量の大きなトモの存在感が素晴しい。表情は精悍で強靭な背中は後駆が生み出す推進力を効率良く伝え、四肢の回転の速さとスナップの効いた返しが生み出すキレのある動きが、母の良さを受け継いでいることを示している。
「昼夜放牧の負荷は決して軽くないですが、この時期に養ったものが競走生活を下支えする“土台”になるからね。その分、本来の出来からすると、どうしても今時期の見映えは落ちますが、この馬は、それでこの身体つき。ひと夏を越して、どこまで良くなるのか非常に楽しみです」と笹地さん。額の汗を拭いながら空を見上げて、自信の笑みを浮かべながら言葉を結んだ。
【1歳5月末時点測尺 体高152cm/胸囲180cm/管囲20.5cm】