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正に“勢力図”を塗り替える勢いだ。昨夏、産駒がデビューするや勝星を量産。JRA新種牡馬ランキング首位に輝き、2歳サイアーランキングでもディープインパクトに次ぐ2位。今春はアーモンドアイが牝馬2冠を制した他、ステルヴィオもスプリングSを勝ち、夏には2世代目産駒2頭が新潟と小倉の両2歳Sを快勝した。今年800万円の種付料が、来年は“4桁”超えが確実視されるロードカナロア。一気に次世代のリーディング候補最右翼へ躍り出た。
母チェルビムは、遡れば3代母にダイナカールがいる日本有数の名牝系出身で、兄姉にGI馬オレハマッテルゼら重賞勝馬3頭がいる。これまでの繁殖成績はもうひとつ振るわないが、父との配合で真価を発揮する可能性は十分だろう。
アプローズ21は、牝馬らしいしなやかさと丸みを帯びた中型馬。繋ぎにはいい意味での緩さがあり、飛節の角度もよく、歩かせるとブレずにしっかりトモを踏み込ませる。なお、本馬は今夏のセレクションセール上場馬だが、セリ前に左後肢にOCD(離断性骨軟骨炎/若馬に多く見られる関節の軟骨の一部が剥がれている状態)が見つかった。OCD除去の内視鏡手術は、短時間で終わる簡単なもので既に完了。競走能力への影響もなく、先日の新潟2歳Sにも出走したクラブ所属馬オーパキャマラードも1歳時にOCD除去手術を行ったが、以降の過程で影響は皆無だった。
「OCDが見つかり、そこからくるストレスもあって身体が細くなってしまい、セリでは主取りでしたが、8月中頃から馬体が戻ってグッと良くなり、『この出来なら』と思い提供しました。10月からは放牧とウォーキングマシンを併用し、11月にはBTC周辺の育成場へ移動して育成を開始できると思います。術歴を考慮して抑えた価格にしましたが、ロードカナロア産駒ですからね。期待しています」と奥山牧場の奥山昌志さん。頼もしい口調でV宣言だ。
【1歳8月末時点測尺 体高155cm/胸囲174cm/管囲19.1cm 体重438kg】