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「性格は当歳の時からドッシリしていました。でも、それでいてこの一族らしい気の強い一面も持っていて、競馬向きの良い気性だと思います。この気の強さこそが“プリンセス”の一族なんです」と三石川上牧場代表の上山浩司さんが明るい表情で話すのは、募集本馬アプローズ10について。
その父キングヘイローは、これまでにクラシック、スプリント、そしてダートでGI馬を送り出している万能型のサイアー。種牡馬としてはベテランの域に達しているが、今年前半に限ってみても、ダイアナヘイローが2月の阪急杯を制して2つ目の重賞タイトルを手にすれば、5月にはダイメイプリンセスが、駿風S(準OP)、韋駄天S(OP)と、スピードが何より求められる新潟芝直千コースで2連勝を決めた。さらには交流ダート重賞路線でも、5月末に行われた交流JpnIIそして、その父が送り出した芝のクラシックホースこそが、三石川上牧場の生んだ稀代の名牝であり、無敗で牝馬2冠を獲った女王カワカミプリンセス。募集本馬アプローズ10の母ボロンベルラルーンはその半妹だ。となればキングヘイローとの相性の良さは容易に想像がつくと言うもの。骨太で重心が低く、太いクビ差しと、丸みを帯びて強靭で筋肉質な鹿毛の馬体には、キングヘイロー産駒の特徴が随所に表れており、スピードとパワーを武器にして、芝コースの上で躍動する姿を予感させる。
「とても順調です。キングヘイロー産駒らしく身体全体にグッと厚みが出てきました」と話しながら上山さんが頼もしそうに見つめるその先に、力強い動きで放牧地を駆けるアプローズ10の姿があった。
【1歳5月末時点測尺 体高152cm/胸囲174cm/管囲20.7cm】