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「筋肉量に恵まれたダンカークを配合した狙い通り、非常に逞しい身体つきです。会員の皆さんには、その辺りをよく見てほしいですね」と話す谷川牧場専務の谷川寿郎さんの表情がとても明るい。
募集本馬ジール13の母であるアサヒライジングは2007年のGⅢクイーンS勝馬。3歳春は桜花賞TRのアネモネSを勝って本番への優先出走権を掴むと、桜花賞4着、オークス3着とクラシックで大いに存在感を示した。夏にはアメリカへ遠征してGⅠアメリカンオークス招待Sで2着。帰国後の秋シーズンも、秋華賞でカワカミプリンセスの2着とすると、古馬相手のエリザベス女王杯でも3着に食い込んでみせた。年が明けた4歳シーズンは、クイーンS勝ちの他、GⅠヴィクトリアマイルで2着に逃げ粘るなど、3〜4歳時を通じて、先行力を武器に牝馬のトップクラスで活躍。本馬は、その第7仔である。
ジール13は、父ダンカークを彷彿とさせる筋肉質でボリューム感ある馬体が特徴的な1頭。特に腰から臀尖にかけて描く曲線の大きさとヨロの逞しさに目を奪われる。歩かせてみると後駆の踏み込みは実に力強く、上腕部から胸前にかけての筋肉量も抜群。その骨格に狂いはなく、幅のある馬体を骨太の四肢がストレスなく支えている。胴は適度な伸びやかさを備え、将来は母同様2000m前後の距離を主戦場とすることになるだろう。父系を踏まえるとダートは勿論良さそうだが、力強さとしなやかさが併存する放牧地での動きを見ると、やや力を要する芝の中距離戦で、母譲りの先行力を活かして輝くことも可能だ。
今春、ファンディーナとインカンテーションが揃って重賞勝ちを飾るなど勢いに乗る谷川牧場からのニューカマー。“日の出の勢い”と例えるに相応しい活躍を期待せずにはいられない。