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早期デビューへ向けて本州で乗り込みを図る牡馬が、荻伏服部牧場から登場だ。
募集本馬の父トビーズコーナーは、北米GⅠウッドメモリアルSの勝馬。D9Fのコースレコードを樹立したこともある中距離ランナーであり、その父べラミーロードもウッドメモリアルSの勝馬で、しかも17馬身1/2差で圧勝した傑物だ。
一方、母のペルルフィーヌは、ビワハヤヒデ、ナリタブライアンの2頭を産んだ名牝パシフィカスの孫で、半兄には現役重賞3勝馬で2015年のJCで2着したラストインパクトがいる血統馬だ。牝系の繁栄振りは、行数の関係でダービー馬のキズナですら収録できないブラックタイプを見れば一目瞭然。名牝由来の活力が、父のDNAに記憶された“傑物の息吹”を力強く増幅させる。
ビクター18は、北海道での初期馴致を終えて、昨年12月に美浦TC近郊のスピリットファームへ移動。その後は早期デビューを『明確』な目標に据えて、調教を進めている。年明け以降は調教を重ねつつ40キロ近く身体が増えて、2月18日時点で460キロ。初仔としては十分なサイズ感だ。しっかりと前を追いかける闘争心を備え、脚元も丈夫そのもの。整った身体のラインからは、良質な母系由来の素材の良さが強く感じられる。手先の返しは力強く、本質的にはダート向きの印象だが、マイルから2000m付近を守備範囲とする芝、ダート兼用のタイプとなりそうだ。
2月時点では、速い時計を出すことよりも、しっかり負荷をかけたキャンターで距離を乗り、体力強化を図る調教内容。派手さはないが、コンスタントに競馬が出来るタフな身体をつくりあげている。ゲートも既に出すところ迄確認済。入厩時期のターゲットは5月中旬だ。
「アクシデントがなければ、6月の東京開催デビューが目標。たくさん楽しんでもらえると嬉しいです」と荻伏服部牧場代表の服部英利さん。
すぐそこまで迫った2歳戦開幕に照準を合わせて生産馬を送り出す。
【2歳2月時点測尺 体高156cm/胸囲181cm/管囲19.8cm/馬体重460kg】