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ゼンノロブロイが凄い。凄すぎる。初年度産駒をデビューさせるや、18頭しか踏むことが出来ないオークスの舞台に6頭もの産駒を送り込み、そして上位5着以内に3頭がその名を連ねた。青葉賞を圧勝して不敗のままダービーに駒を進めたペルーサや南関東の東京ダービーを圧勝したマカニビスティーなど初年度産駒の活躍を記すだけで与えられたスペースが埋まってしまいそうだ。
「来年の種付料がいくらで設定されるか分かりませんが、もうこの価格ではゼンノロブロイ産駒の牡馬は提供出来なくなりそうですね」と笹地さんが真剣な顔で言う。それはそうだろう。産駒デビューを目前と控えたディープインパクト、ハーツクライを除けば、今やゼンノロブロイはマンハッタンカフェ、ネオユニヴァース、フジキセキらと共にサンデーサイレンスの有力後継種牡馬として確固たる地位を築き上げたのだから。
「それが馬のためになる」という笹地さんの考えのもと、本馬は当歳時から昼夜放牧で鍛えられているが、「冬場、夜間放牧を休んでいた時期はちょっと身体を余していたようですが、再開したら身体が俄然引き締まってきましたね」と満足そう。また、サンデーサイレンス系特有の緩さが特徴ともいえるゼンノロブロイの産駒だが、本馬は笹地さんが「大好き」と話すミスタープロスペクターの血をクロスさせて、力強さも併せて表現されている。
「欲を言えばキリがないですけど、大きな舞台に送り出したい。毎年たくさんの馬を扱う僕らもそんな気にさせる馬ですよ」と本馬に大きな夢を広げている。